取材・インタビュー記事の作り方
①企画意図を明確にする
取材・インタビューにおいての質問は、「どのような記事を書くのか?」という企画意図によって決まります。
極端な言い方をすると、企画内容が不明確だと質問のつくりようがありません。
たとえば、企業の社長に「最も感銘を受けた本」という記事を書くことになったとします。
これだけで質問をつくることも可能ですが、企画意図が不明瞭なので、
「その本を読もうと思ったきかっけは?」
「その本を読んだのは、いつ頃のことですか?」
「その本のどのあたりに感銘を受けましたか?」
といった「浅い質問」になってしまい、結果として浅い記事になってしまいます。
取材・インタビュー記事で、良い文章を書くには、「適切な質問」を用意することは重要です。
適切な質問をつくるには、企画意図を明確にしておく必要があるのです。
この場合、「最も感銘を受けた本」という記事の企画意図は何か?を明らかにしなければなりません。
企画意図とは、「誰に」「何を」ということです。
たとえば、
「ビジネスをするにあたって企業トップが感銘を受けた本を紹介し、30代のビジネスパーソンに、仕事への取り組み姿勢の参考にしてもらう」
というようなことです。
企画意図が明確になると、
「この本を読んだことで、仕事に対する姿勢がどのように変わりましたか?」
「現代の30代にとって、この本が必要だと思う理由は何ですか?」
などと、質問内容がより『具体的』になるのです。
企画意図を明確にしていくと、いくつかの疑問が浮かんできますので、それを質問にします。
②事前に得た情報から聞きたいことをピックアップする
取材・インタビューの前には、取材対象者のことを調べることは必須です。
前述の例の場合、取材対象者は企業の社長です。
過去の新聞や雑誌の記事、インターネットに掲載されている記事などで調べます。どうしても自分で情報入手が困難な場合は、先方に「取材するにあたって参考になるような資料」をもらうようにお願いしてみましょう。
事前に入手した資料を読むと、「なぜ?」という疑問が浮かんでくることがあると思います。
取材時に、そのことを質問してみましょう。
取材対象者のことを調べると、自然に聞きたいことが出てくるものです。
③質問づくりの3つのポイント
「なぜ、そう考えたのか?」
「きっかけは何か?」
「どう思ったか?」
これは、質問をつくるときのポイントです。
「本を読んで───ということでしたが、なぜ、そう考えたのですか?」
「これまでにたくさんの本をお読みになったと思いますが、この本のどんなところが30代ビジネスパーソンの役に立つと思いましたか?」
「社長ご自身、この本をお読みになろうと思ったきっけは、どのような状況のときだったのですか?」
「本を読んだときに、まず最初にどう思いましたか?」
3つのポイントを意識すると、具体的な質問が出来上がります。
今回の企画意図
- 社会で活躍している先輩にインタビューを行い、進路選択肢の参考にすると共に、社会に出た時に実際に必要なスキルやマナーを現実的な視点で見て聞くことにより、自分に足りないものが何かを発見してもらうことを目的としています。
- インタビューを通して「音デを卒業したことの有用性」をサイトで発信し、入学を検討している高校生や保護者に「音デに行って(行かせて)みたい」と思われるような、音デの楽しさが伝わる記事づくりを目標としています。
2022年前期のインタビュー対象者
氏名:山中寛子(音デ6期生)
勤務先:株式会社シャガデリック
ウェブサイト:https://www.shagadelic.co.jp/
業務内容:テレビの音響効果(7年目)
過去のインタビュー
- 中島洋介(音デ3期生)
家庭用ゲームソフト企画・開発を行っている、株式会社サイバーコネクトツーのサウンドデザイナー。 - タケノコ少年(音デ11期生)
フリーランスで、アイドルや音楽ゲームへの楽曲提供を行っているボカロP。 - 城本芳裕(音デ7期生)
作曲活動を続けながらネットショップ運営会社に勤務。 - 川村奈緒(音デ9期生)
玉島テレビ勤務。テレビ局のスタジオや機材室、使用しているカメラなども見学。 - 相原恒先生(音デ3期生)
作曲活動を続けながら2018年度から音デ講師に就任。 - 津内理沙(音デ5期生)
倉敷ケーブルテレビのニュースキャスター・結婚式の司会など、MC業で活躍。 - さとうもか(音デ9期生)
2021年メジャーデビュー。シンガーソングライターとして活躍。 - 「ハレピカスタジオ」佐藤郁也(代表/音デ2期生)、相原恒(3期生)河添幸之助(4期生)
3名が運営しているスタジオ。